高級なキーボードは良いものだ:FILCO Majestouch MINILA(JP 68key 茶軸)レビュー
最近写真貼ってないですね。
(NEX-5N 38mm F8 1/1000 ISO100)
つい昨日までは、ヨドバシカメラで特売で売られていたLogicoolのK270というキーボードを使っていました。これはこれで電卓とかスリープのキーがついていて便利に使っていたのですが、
入力している最中にバキッと音がしたかと思ったらキーボードのチルトスタンドが両側同時に折れました。
Amazonとか価格.comなんかのレビューでもひたすらこのチルトスタンドが脆いとの評判だったので値段なりにまぁ折れるよなと思いつつ使っていたのでそこまでショックは大きくなかったのですが、実際折れてチルトしなくなったキーボードは角度がついていないどころか奥に下がっていく角度になって手首が疲れることこの上ない状況になりました。
それでも1周間くらいは裏に何か挟み込んだりしてだましだまし使っていましたが、なんかふかふかした感触やキーボード自体軽くて滑りまくるのでとうとう痺れを切らして新しいキーボードを買ってきました。
普通だったらまた特売の安いキーボードに買い換えて済ませるのですが、最近これ以外に色々とストレスが溜まっていたのでストレス発散という意味でもちょっと高級なやつを選びました。
買ったのはキーボードメーカーとして有名なFILCOのMajestouchシリーズのコンパクトモデルであるMajestouch MINILAです。ヨドバシカメラにて10,600円(税込み)でした。
いわゆるPC付属や低価格キーボードにありがちなゴムで押すタイプのメンブレンという機構ではなく、メカニカルスイッチというバネを使った機構を使ったメカニカルキーボードというジャンルのキーボードです。これらのスイッチは主に耐久性で値段が決まり、もっと高級なやつになると静電容量方式というのもあります。
それぞれの詳しい説明はドスパラへ
キーボード特集!入力環境にこだわりスイッチで選ぶ!|ドスパラ公式通販サイト
で、このMajestouch MINILAはメカニカルキーボード界隈では有名なドイツのCherry社のMXキースイッチを使用しており、このMINILAシリーズはキースイッチの種類と日本語or英語配列で種類がわかれています。
メカニカルキーボード童貞である自分は、そもそもエンターキーは縦に大きくないと死ぬ生物なので日本語配列を選ぶのは当然としてキースイッチの種類でそんなに変わるのかと半信半疑だったのでヨドバシで試し打ちしまくって来ました。
キースイッチの違いは主にキーの押すときの重さ(バネ圧)とおした時のカチカチしたスイッチ音によって変わってきます。MXキースイッチにはキーの色で分けられ現行では次のような種類と特徴があります。
黒軸:スイッチ音は無く、感触はやや重め
青軸:スイッチは茶軸や赤軸と比べると重いがカチャカチャ乾いた音が出る
茶軸:スイッチ音は小さめでシリーズの中では最も軽い感触
赤軸:スイッチ音や感触は最も静かで軽い
緑軸:黒軸より重いキーで青軸のカチャカチャ音を足した感じ。一部メーカー向けの限定
といった感じです。これらは店のキーボードコーナーで試し打ちした個人的な感想で他のサイトとかでもこんな感じですがやっぱり自分で試し打ちすることをおすすめします。
自分は指が疲れるのが嫌いなので当初カチャカチャ音がして気持ち的に一番軽く感じた青軸モデルを買おうかと思いましたが、結構音がでかいので普段音楽流したりFaceTimeで通話しながらキーボード打つことが多い使い方しているので音が小さい茶軸と赤軸に絞られ、結構悩みましたがやっぱりスイッチを押した音が少しないと指先だけで打てたかどうかわからないので茶軸モデルを購入することにしました。
箱の中身はキーボード本体とそのままホコリよけのカバーになりそうなプラスチックカバー。それにキートップ交換治具と交換用キートップ。それと本体とPCを接続するUSBケーブル(miniB)それと写真に写ってませんが取説があります。
ケーブル自体は1.8mあり、机の裏を通して机下のPCの裏まで十分届きます。
キートップ交換治具はこのようにキーの対角線上に挟むように挿入し垂直に持ち上げる事によって簡単に外すことができます。マイナスドライバーでゴリゴリやって残念な見た目にならないで済みます。
キートップ外すとキースイッチの頭が見えます。このように軸が茶色なので茶軸です。わかりやすい。
キースイッチを支えているのは鉄板で、これのためにキーボード自体の剛性も高く重いので、いざというときは投げつけると相手は死にます。
ここでFILCOのキーボードを選んだ理由その1。一般的なキーボードでは"A"キーの左側はCapsLockなのですが、これをCtrlの場所と入れ替えることができます。自分はノートPCとしてMacBook Airを使用しているので、このように"A"キーの左側がCtrlの方が感触を共通化できてとても便利です。キーを入れ替えた後はキーボード裏のDIPスイッチでハードウェア的に設定することができます。
FILCOのキーボードを選んだ理由その2。MINILAシリーズには他にはないUSBポートを一つ備えています。少し前のMacのデスクトップ用キーボードのようにマウスを接続することができるので、自分はLogicoolのトラックボールM570のレシーバーを挿しています。今までPC本体の前面USBに挿していたのでポートひとつ空いたほか、レシーバーとトラックボールが近くなったので電波状況も改善しました。
キーボード全面で黒光りするキーボードおたくのためのFILCOロゴ。
この記事自体このキーボードで書いているのですが、感触がスコココココココといった感じで軽く打てるので、入力するのが楽しくなってきます。打ってる最中にずれてこないしこれは買ってよかった。
このキーボードに対する不満ではないのですが、コンパクトさ故に半角全角キー、F1からF12キーまでのキーとDelキーがFnキーとの組み合わせとなる変態配列になってしまってますが、自分は昔Librettoの極小変態キーボードで鍛えられていたのですぐに慣れると思います。Fnキーはスペースキーの左右にあるので押しやすいです。もちろんフルキーモデルもあるので自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
あとはキースイッチの大きさや鉄板が中に入っているせいで少しキーボードの高さが高めである点があります。構造上仕方ないのですが手首が疲れるので一応純正として木製のパームレストが販売されています。ヨドバシで一緒に展示されていて触った感じとても便利そうだったのですが自分でも作れそうだったのでそのうち木片使って自作すると思います。
FILCO ウッドパームレストSサイズ(幅300mm) 天然堅木製 オスモカラー仕上げ 日本製 ブラウン FWPR/S
- 出版社/メーカー: FILCO
- 発売日: 2013/05/01
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おわり。
[2014/07/06追記]
パームレスト作りました。