pebble Smart Watch買った
今使ってる腕時計が12年目とずいぶんと古くなったのではやりのスマートウォッチなるものを買ってみました。Kickstarterでの成功例として有名なpebbleのスマートウォッチです。
スマートウォッチといえばSONYのSmartWatchとかSamsungのGalaxy Gearとかが有名ですけれども、どれも立派なCPUにAndroidとカラー液晶搭載したおかげでバッテリーが数日しか持たず、腕時計としてどうなのという空気が漂う発展途上なジャンルなわけです。
そういった(スペック的に)高級腕時計とは別に、腕時計にスマホとの通信機能を持たせて着信やメール受信などを通知させる系のスマートウォッチがありまして、日本だとCASIOのBLUETOOTH G-SHOCKなんてのがこれに当たります。これはもう普通に年単位で電池が持つのですが、いかんせん通知が飛んでくるだけという時計に毛が生えたレベルのあまり面白みの無い製品になってしまっています。
そんな中、液晶部分をカラーでは無くモノクロの液晶を搭載してスペックを抑える事によってスマホと接続状態で1周間は持つという触れ込みで登場したのがpebbleです。しかもSDKが公開されていて腕時計で走るアプリを自由に作れるらしいのでガジェット好きにはたまらない仕様になっています。
つい最近ちょっと高級感あふれるpebble Steelというのが発表されましたが、自分はオリジナルのpebbleを注文しました。注文はHPから好きな色(黒、グレー、白)を選んでクレカで決済するだけ。Steel版はもうちょっと先の発売のようです。
自分は$150のグレーを選択して送料無料の船便を選択。中国から発送でシンガポール経由で来ます。自分の場合は番号追跡が有効になるまで1周間かかって12日目ぐらいに日本に到着して2日で到着して合計2週間ぐらいで届きました。そういうの嫌いな人は追加で$12払ってDHLで速達しましょう。
箱の外観。Kickstarter版のダンボールパッケージ版とは違って店に並んでるようなかわいい箱です。箱の大きさは90x60x70mmと小ぶり。
ビニール包装を剥がしてぴったりすぎて開けづらい箱を開けるとpebbleが鎮座しています。本体は画面表面含めてオールプラスチック製で、バンドはゴム製で22mm幅のバンドであれば時計用の好きなものと交換できるそうです。画面が傷つきそうなのがちょっと心配です。Steel版はゴリラガラス採用で傷に強くなってるらしいです。
電源(適当なボタン)を押すとこの画面に、ちなみにボタンは右側が上下と決定ボタン、左側は戻るボタンです。pebbleはBluetoothでスマホとつながってないと基本的に何もできないので、iPhoneなりAndroidなりに「pebble」と検索して専用のアプリをインストールをしてペアリングします。設定は画面の指示に従えば簡単にできるはずです。全部英語ですけど。
接続が完了するとスマホ経由でpebbleのアップデートが行われます。ちなみにpebbleのファームウエアにはv1.x系とv2.x系に分かれてまして、それぞれのアプリには互換性がないので古いアプリを入れたいときには少し考える必要がありそうです。
アップデート終わったらバッテリーが少ねえぞと怒られました。
充電はUSBで行いますが、pebble側のコネクタは独自規格で充電専用です。磁石でポットのコンセントのようにくっつくタイプのケーブルです。pebbleは5気圧防水に対応しているのでこういう形なのでしょう。磁石はやや弱めですので外れやすいです。
そしてpebble唯一にして最大の欠点がこれ。日本語含む2バイト文字が表示できません。pebbleの機能としてスマホ側の音楽再生を制御できるのですが、曲名がこのザマです。もちろんTwitterやメールの通知もこのように豆腐文字になってしまいます。今後のアップデートで対応するみたいなことを公式が発表してますが、現時点ではこのような感じなので購入を考えている人は注意してください。中身は読めませんけれど通知はちゃんと届くので個人的にはそれで十分だとは思いますが。
肝心の時計としての機能は、画面にモノクロのメモリ液晶(よく電子ペーパーと間違われますが液晶です。)が搭載されていて、画面の更新も速くUIはぬるぬる動きます。コントラストも高いので野外でも見やすい液晶画面だと思います。
時計の画面(Watchfaceという)はスマホ側のアプリからダウンロードしてpebbleに転送して使います。アプリと合わせて最大8つをpebble側に保存できそれらは自由に変更できます。入りきらないWatchfaceやアプリはスマホ側にストックされ、pebble側との入れ替えも自由にできます。8つと言うと少ないように聞こえますが、大量のWatchfaceをpebbleを操作して選択するのはあまりスマートじゃないのでお気に入りのWatchfaceを複数入れてその時の気分で切り替えたり、お気に入りのWatchfaceを一つ入れて残りの7個にゲームとかのアプリにするなど限られた8つの容量を人によって自由に組み合わせるのも楽しいかもしれません。
まだ届いて数時間しか経ってないので電池の持ちなどについては判断できないのですが、思ったより本体も薄く軽く時計としてもちょうどいい大きさとデザインだと思います。今後SDKを使ったWatchfaceの開発をやってみたいです。