「αアンバサダープログラム キックオフミーティング」に参加してきました。
お久しぶりです。
突然ながらSONYの一眼レフカメラ"α"の魅力を伝える伝道師となったので今日は品川のソニー本社ビルで行われた「αアンバサダープログラム キックオフミーティング」に参加してきました。
今日のキックオフミーティングではαアンバサダープログラムの概要説明とSONYのαへのこだわりについて語られ、その後は「イメージセンサー」「プロセッサー」「レンズ」の3セクションに分かれ、実際にαの設計に関わっている技術者から技術的な部分を詳しく説明していただきました。
ちなみに今日のキックオフミーティングの応募倍率は10倍にもなっていたそうです。当分の運は使い果たしました。αのイベントなので当然皆さんが持っていたカメラもαなんだろうなと思ってたら以外に他社のカメラを持った度胸のある方が多かったのが印象的でした。
SONYがコニカミノルタから一眼レフ事業を引き継いだのが2006年。SONYのデジタル一眼レフとしてα100を発売してから今年が10年の節目に当たります。更に遡ると1996年に初代サイバーショットとしてDSC-F1を発売(それより前にもフロッピーに記録するデジタルマビカがあるが)。それより前には1985年にカムコーダーとしてそれまで業務用のみだったものを一気に手のひらサイズに押し込んだ初代ハンディカムを発売するなど、SONYは30年以上前からカメラとの関わりが強い企業でした。
SONYがαに対して常に持っているこだわりは
- 今までに無い性能を実現すること
- 誰もできなかった大きさ(小ささ)にすること
- レンズ、プロセッサ、レンズを自前で開発すること
であり、共通するのは「この世にないカメラを”ゼロ”から作る」ことでこのミーティング中にも何度も強調されていました。
最近だと2009年にαの"サブ"システムとしてEマウントが登場し、このマウントには最低でもAPS-Cという大きなイメージセンサを搭載する強いこだわりを見せています。
続いてチームに別れて各担当技術者との座談会形式の説明に。分解模型を見ながらかなり専門的なところまで解説していてとても有意義なものでした。
特に印象的だったこととしては、画像処理エンジンであるBIONZ Xのハードウェア実装された部分とソフトウェアな部分の分け方で、やはり7,8年前と比較すると半導体技術の進歩で20倍高速化され、より多彩な処理を組み込めるようになった。イメージセンサとのやりとりなどはハードウェアで実装を行い高速化を図っているが、動体予測AFなどコンピュータビジョンの技術は新しくなるペースが早いのでソフトウェアで実装しているとのことでした。(あとカメラがLinuxベースのOSで動いていることを初めて知った)
レンズのパートでは「Eマウントを他社レンズのためのマウントとして利用している人が結構いるが、レンズの開発者としてどう思っているか」という質問をしたところ、「技術者としては確かに自分たちが設計したレンズを使っていただきたいが、他社のレンズを使うことによって自分たちのレンズの良さを知ってもらえるいい機会です」という答えを頂きました。
おそらく多くの人達が気にしているであろう「Aマウント」と「Eマウント」の住み分けですが、最初に「サブシステムとしてのEマウント」という発言や、「Aマウントの位相差AFは静止画向き」「EマウントのコントラストAFは動画向き」などの発言があったので、SONY的にはまだ当分Aマウントは存続しそうです。じゃあ新しいAマウントボディ作ってよ…
あとキックオフミーティングの最後には参加者に「α6000」か「α7」の1ヶ月モニターが配布されました。自分はα6000のズームレンズキットでした。α7の人たちはズームレンズキットの他にツアイスの55mm単焦点もプラスされてとてもうらやましかったです。

SONY ミラーレス一眼 α6000 パワーズームレンズキット E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS付属 ブラック ILCE-6000L-B
- 出版社/メーカー: ソニー
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解散後は五反田までα6000をぶら下げながら帰宅。α6000の紹介は後日行います。
AFが速すぎてビビる
おわり。