docomo版Eye-Fiカードとファーム書き換え
docomo版Eye-Fiカードに雑誌が付属したものが書店で発売したので買いました。「"カワイイ"をシェアする写真術」というタイトルと写真のムック本のくせにややピントの甘い女子力のある表紙が目印です。
Eye-Fiカードと言うのはSDカードにWi-Fiの機能がついていてカメラ本体にWi-Fi機能がついていなくてもPCやスマホ、タブレットにワイヤレスに写真を転送することが可能になるカードです。
それのdocomo版ということで本来であれば初期設定にPC接続しないといけないものを、付属のシリアルコードを専用アプリをインストールしたスマホに入力することで簡単にセットアップできるほか、本家のEye-Fiと比べて色々と機能を省略する事によって初心者でも扱えるようにdocomoがカスタムした製品が「ドコモ Eye-Fiカード01」です。
これは元々ドコモショップで3990円で売られてるのですが、何故かそれが本と一緒になることで1890円になるというどう考えても不良在庫の処分としか思えない状態になってます。普通だったら本家のEye-Fiカードを付属させるでしょ
開封
無駄にでかい箱の中にはドコモショップで売られてる状態のパッケージに本のタイトルのシールが斜めに貼ってあり、早速やる気の無さが感じられます。
さらにその中にはEye-Fiカード本体とスマホでセットアップするために必要なシリアルコードが書いてあるカードが入ってます。このカードは以下の作業する人は使いません。プラスチック製品の分解する用にとっておきましょう。
ちなみに初期不良を除いて修理や返品は雑誌側はおろかドコモでもしませんと書いてあります。完全にジャンク扱いです本当にありがとうございました。
ファーム書き換え
先ほど書いたように通常版のEye-Fiカードとdocomo版ではファームウェアが異なり、そのまま使うとドコモのAndroid端末でしか使えず、PCに転送などの機能が使えません。そもそも自分はSoftbankのiPhoneなので使えないしそのまま使う気もありません。さっさとファームウェアを書き換えます。とりあえず自己責任です。
といってもそんなに難しいことはしません。公式サイトのダウンロードページから「Eye-Fi Center Software」をダウンロードしてきます。今回Windows版を使いましたがMac版でも多分同じ方法でできると思います。
Eye-Fi CenterをインストールしたらEye-Fiカードを適当なSDカードリーダーに挿入してPCに接続します。するとEye-Fi Center側がカードを認識します。ここでEye-Fiのアカウントを持ってない人はアカウント登録しましょう。
すると特に何もしなくてもEye-Fiファームウェアの更新の通知が来て更新ボタンを押せばファームウェアが通常版のものに書き換わります。docomoの保証対象外になる行為ですが元から保証なんて無いようなものなので躊躇せずに押します。そもそも更新の画面が出ない人はSDカードのフォーマットを行うとできるそうです。
後は公式の方のアクセスポイントの設定などを行えば無事にPC転送が有効になり、Eye-Fi Connect X2相当のカードに変身します。
使い勝手など
自分はアクセスポイントを登録してPCに転送するモードで使ってますが、NEX-5Nで撮影した画像がリアルタイム(撮影して3秒後にPC側に転送開始して5秒ぐらいで転送終了)で送られていくので快適です。
またカメラ側がEye-Fiカードの連携機能に対応していると転送中にうっかり電源をオフにしても転送完了まで待ってくれたり本体側でWi-Fiの電源のON/OFFが可能になって家に帰った時にカメラをONにするだけでまとめて転送できたりととても便利になります。
転送速度はPCに直接接続した方がはるかに速いのですがカメラからSDカードを取り出さずに電源ONで放置するだけで転送できる手軽さがとてもいいです。静電気でSDカードを逝かせる心配もなくなります。
4000円弱のEye-Fiカードが2000円弱で買えるので今までEye-Fiカードやその類のものを使ってない人はとりあえず買っておいても損は無いです。本はそこまで価値のあることは書いてありませんでした。首にピントが合ってる写真使ってるし。
八王子で飲み会してました。居酒屋のくせに料理が美味しいところでした。(NEX-5N 28mm F2.8 1/20 ISO800)