ハーフカメラ: KONICA EYE
気がついたら2ヶ月どころか3ヶ月近く過ぎていました.生きています.
そのうだうだしている間に薄い本の記事を書いたり,フィルムカメラで遊んでいたりしました.
あるとき,某中野のカメラ屋でかわいいカメラを見つけたので買いました.
KONICA EYE,AEのハーフカメラです.
(ググるまでロゴのせいでCYCだと思ってたのは内緒)
ハーフカメラは,通常の135フィルムのカメラの半分のサイズで撮影するカメラです.横に2分割するので普通にカメラを構えて撮るとスマホのように縦長の写真になります.
見た目は1カ所アタリがありましたがジャンク扱いで2,000円でした.清掃もかねて分解
アルミの可愛い筐体に比べて中身のメカメカさのギャップがとても良いです.このAEカメラはレンズの周囲にあるセレン光電池によって発電し,その電流値と感度設定でシャッターの絞り値が決定されます.今のデジカメでは高度な制御が可能ですが,当時のメカのみでこのような機構を実現しているのが凄いです.
どうやら壊れている原因は光量によらずシャッターが開かないことである模様.シャッターのメカに油をさし,何回か空シャッターを切ったところ順調に動くようになりました.懐中電灯で当てる光の量を変えると絞りの大きさがちゃんと変わりました.どうやったらこのメカの設計が思いつくのだろうか.
以下試し撮りの図.ハーフカメラで撮影したフィルムは,現像の課程で通常のカメラとフレームのサイズが違うため受付できるカメラ屋が限られるような情報を見たのですが,近所のカメラ屋は特に何も言われること無くフジカラーCDまでしてくれました.
おわり