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ロードヒポキシス

可憐、無意識

APS-Cを使ってきた人間がフルサイズ機を持つとどうなるか: SONY α7II(ILCE-7M2) レビュー

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銀朱に輝くマウントはフルサイズ機の証。

この記事で紹介した「α7II(ILCE-7M2)」はαアンバサダープログラムの
モニター企画でお借りしたものです。

フルサイズ原理主義

 ラノベのようなタイトルで始まりましたが今回ソニー様よりαアンバサダー経由でα7IIをお借りすることができたので紹介しようと思います。とはいっても既に色んな所でレビューされている機種なのでどうせなのでAPS-Cばっかり触ってた貧乏学生がフルサイズを触った感想を中心に書いていこうと思います。

 さっきから言っているAPS-Cだとかフルサイズというのはカメラのセンサーのサイズのこと(規格)です。規格とその名前はフィルムが元になっています。APS-Cと呼ばれる規格はセンサーサイズが24mm×16mm、フルサイズは36mm×24mmとなり面積比で1.5倍大きいです。ちなみによく綺麗とか言われてるXperiaのカメラのセンサーは5.9mm×4.4mmなので一眼に比べるとだいぶ小さいです。

お借りしたα7II

 今回約3ヶ月お借りしたのはα7IIとSEL2470Z(Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS)です。*1フルサイズなαを触るのも初めてながらツァイスなレンズに触れるのも初めてです。付属品やら開封の儀やらはとっくに誰かがやってるはずなので省略します。

見た目

 持った感じはかなりコンパクトながらずっしり来る、密度の高さを感じます。しかし重心のバランスはちゃんとしているので構えていて変に疲れるようなことはありませんでした。グリップもそれなりな大きさが確保されていて持ちやすく、シャッターボタンも先代のα7のように軍幹部ではなくグリップの方に移動しているので押しやすいです。

 ボタン配置はどちらかというとNEX系の流れを汲んだ構成になっていて、ISOや連写設定が右下のダイアルの左右に割り当てられているのが少し使いづらく感じました。自分が使っているα77のように専用のボタンで一発!みたいにできるのと比べると少し劣るかなと思います。もっとも軍幹部のC1~C3のカスタムボタンに割り当てれば良いのでそこまで問題ではないです。

 一緒にお借りしたSEL2470Zは鏡胴とフードの一部も金属でとても精巧に作られており、ボディと組み合わせたときのシルエットがとてもかっこいいです。

良いとこ

高感度特性がすごく良い

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 同じ画素数であれば基本的にセンサーサイズが大きいほど1画素がとらえることのできる光の量が増えるので、暗い場所でも確実に光を捕らえてノイズの少ない画ができます。α77だとISO400でも場合によっては使えないレベルで暗いところが苦手だったのですが、α7IIだとISO1600でも普通に使えます(上の写真はISO6400)。若干ディテールが落ちるような感じもしますが総じてノイズが少ないので良いです。

NFC + WiFiで撮ったその場でスマホで扱える

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 以前α6000をお借りした際にも紹介しましたが、このα7IIにも外部との接続にNFCWiFiが使えます。iPhoneではNFCは利用できませんが、WiFi親機としてα7IIが動作し接続することで撮影して即座に高画質なメシ画像をアップロードできます。

ダイナミックレンジが広い

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 これはどちらかというとフルサイズというよりかはセンサ自体の性能向上と画像処理ののおかげが大きい気がしますが、明るい空を写しても暗い建物も潰れずに残ります。

オールドレンズがとても使える

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 α7IIはNEX系から始まったEマウント(フルサイズなのでFEマウント)を搭載しているおかげで他社のレンズを接続するためのマウントアダプターがたくさん発売されています。さらにα7IIからはAマウント機と同じようにボディ内に手ぶれ補正の機構が追加されたので電子的に接続されないオールドレンズでも手ぶれ補正が効きます。

 これまではマウントアダプター経由で装着できたカメラはAPS-C以下の小さいセンサーなので、フィルム時代の標準レンズが望遠の画角になってしまいました。α7IIではフルサイズなのでレンズの本来の画角のまま撮影できます。

良くないところ

電池持ちが悪い

 α7IIには概ね満足しているのですが、使っていて唯一気になったのがこのバッテリーの持ち。何枚撮影したとかの測定はしていないのですが、使っていてみるみる電池の目盛りが減っていくのは精神衛生上良くないです。あと電源オフで放置していてもいつの間にかバッテリーが空になっていることがたびたびあり、いざ使おうとしたときにバッテリーが2%とか表示されるととても気持ちが萎えます。

 自分の使い方だと撮影しながら持ち歩いて1日もつかなぁ〜といった感じで、α77のようにほぼ気にしないで使えるという訳じゃないです。縦位置グリップで追加するのも個人的にはα7RIIにあのデザインは個人的に好みではないので、どうせなら一回り大きいバッテリーを新規で作ってでも持ち時間を延ばして欲しいと思います。

まとめ

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 α7IIは持ちやすいグリップと高画質なフルサイズセンサーを小型のボディに詰め込んだどこでも”使える”カメラだと感じました。SEL2470Zもズームレンズでありながら十分な画質と使いやすい画角でとりあえずこれをつけておけば大抵の場所で対応できると思います。唯一電池の持ちだけが気になった以外は満足できるカメラだと思います。

まだ半月ほど試用期間が残っているのでもうちょっと撮ってみたいと思います。

おわり

*1:実はマウントアダプターのLA-EA3も一緒にお借りしたのですが、手持ちで唯一のフルサイズでSSM対応のAマウントレンズであるタムロンA01をつけたらAFの調子が悪くなったのでレビューしません。