ヨーロッパ周遊旅行【フランス編】
- 日本
- UAE(アブダビ国際空港で乗り継ぎ)
- ドイツ(テーゲル国際空港で乗り継ぎ)
- フィンランド(ヘルシンキで2泊)
- フランス(ホテルで1泊) ←いまここ
- イタリア(ヴェネツィアで3泊)
- UAE(アブダビ国際空港で乗り継ぎ)
- 韓国(仁川国際空港で乗り継ぎ)
- 日本
サウナとムーミンに別れを告げてフィンエアーに乗り,2時間ほどでフランスのシャルル・ド・ゴール空港に到着.
CDE空港はドイツのテーゲル空港とはまた違った古さを醸し出しており, ところどころ工事中なのか廃墟なのかよくわからない部分が見え隠れしていた.
途中バスの停留所に向かおうとしたら警察に封鎖されたり,今まで見なかった銃を下げた軍の方がいたりしてさすがフランスは先進国だなぁと思いました.
空港で元々買う予定だったチケットが何らかの理由で買えず,挙句窓口で英語まともにしゃべれないのかとキレられるなどトラブルが有りましたが,命からがらバス停に到着.
バスが時間通り来なかったり時間通り発車しなかったり臭かったり下が,なんとかホテルまで辿り着くことができた.
泊まったホテルはHotel F1という安ホテル.フランスで一番安いホテルチェーンだというのが売りらしい.
ご飯を調達するために,バスの中から見えた大きなショッピングモールを目指すもハイウェイっぽいのに阻まれ,また人が渡れそうな橋も見つからない.
ウロウロしているうちに大火事で廃墟化した会社の建物が見えたり,Fallout的な世界に飛び込んだりしたが,なんとか人が通った後のような禿げた芝生を発見.向こう側からそれっぽい袋を下げた人が来たので通過したところ,やっとショッピングモールに到達することができた.
ここに行きたかった.
おしゃれなそういう信号機かと思ったら,破壊されたまま放置された(通電してる)信号機だった.
それまで第4村人程度しか見当たらなかったのに建物内はたくさんの家族連れでごった返していた.
それまでの行程で完全に精神を削られていたのと,あまりのフランスのイメージとの剥離が激しく,疲れからか食事と一緒にスマホも買ってしまった.
(ついでにオランジーナも買った.味は同じ)
フランス発の最近日本のSIMフリー端末市場へも参入してきたWikoという会社のufeelという端末.€199.
デザインはフランスがして,実際の設計製造は中国がやっている典型的なODMな端末です.CPUはもちろんMediaTek.ホームボタンが指紋センサーになってる.
裏側がスウェードっぽい感じだったり専用のケースがデニムっぽかったり,少しはこだわりを感じる.
フランスは旅程の都合で凱旋門とかあのへんを見に行く暇はなかったのですが,逆に寂れた部分やきれいじゃない面が見れて良かったです...
次の日はとうとうヴェネツィアに向かうために空港へ向かい,特にラウンジも無いので空港内のPAULで朝食を取り,出発しました.
さらばフランス.多分エッフェル塔見に来たくなった場合を除いて来ないと思います.
続く.
ヨーロッパ周遊旅行【フィンランド編】
雨のドイツから飛んで3時間,フィンランド編です. フィンランドは3年ほど前に留学で来たことがあるので,他2人のガイド役でもあります.
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有名なヘルシンキ大聖堂
到着
フィンランドの首都ヘルシンキから車で20分ほどの距離にあるヴァンター空港に到着.午後7時過ぎ
事前に連絡を取っていた現地の友人と合流し,彼の車でホテルまで送ってもらう.
2月のヘルシンキは雪こそは降ってはいないものの-6℃の寒さ.風が吹くとヒートテック+セーター+上着の装備でも厳しい.少なくともズボンはヒートテックのスパッツ必須.また上から暖パン(ユニクロにあるような太めのズボン)があるとだいぶ楽.
現地人は半袖だった.死ぬ気か
そのまま彼にお土産(好きだと言ってた未来日記の漫画全巻セットと緩衝材がわりのスナック菓子たくさん)を投げつけ,食事へ.
店の検討もついてない状態で極寒のヘルシンキ市内を歩いてたときに目に入った"BBQ House"というお店に入る.
こめかみから塩を振りまく人はいないが大変美味しいステーキ屋でした.サラダも美味しい.
店員さんがこちらが話しているのを聞いて好きなアニメは何という話になった.こちらの人はみんなアニメで日本語を勉強するらしい.
ホテルはヘルシンキの中央駅からほど近い"Omena Hotel Lönnrotinkatu"というところ,1部屋1泊8,000円程度だった.いわゆるビジネスホテルを2回り良くした感じの部屋で,部屋のど真ん中にシャワー室がある.(フィンランドは基本シャワー)
通信環境
夕飯の前にSIMカードを買いに行ったので備忘録的に.フィンランドは通話もできる電話番号が付いたプリペイドSIMカードをかんたんに買うことができる.パスポートの掲示も要らない.
有名なのは,DNA,Saunalahti(Elisa)の2つ.あとSoneraもあるが料金体系がよくわからない.
自分たちはキャリアの一つであるDNAのキャリアショップで購入したが,駅構内にあるキオスクで買うこともできる.
パッケージは€4弱で購入する事ができるが,SIM自体には€7ぐらいのチャージが含まれている.通常価格なのかセールなのかはわからず.
パッケージを開けると,SIMカードと取説が入っている.英語の部分もあるのでそこまで難しくはない.基本的には端末にSIMカードを挿入した後はパッケージをスクラッチすると出るPINを入力するとつながる様になる.APNの設定は説明書に従う.
プランの選択などは,Web上かSMSで行う.何も設定しないと1日€1.9の無制限プランで利用可能なので,数日間の滞在であればこれだけで生きていける.
実際速度測定すると首都のくせに下り100Mbps近くもの速度を叩き出し,さすがノキアのお膝元といったところ.
(余談だがフィンランド国内でのノキアのスマホの影は薄い.というかモバイル部門を手放してしまったのでほとんど見た目消滅しかけている.従来の携帯電話はお年寄りはみんな持ってるようで,そこかしこで例の着信音が聞こえた.)
2日目朝,チケット購入
部屋はちゃんとした断熱とそこそこな暖房で風邪を引くことなく起床.
目の前のスーパーが開く7時頃に外へ出る.寒い.-8℃.
スーパーで買った温かいパンと飲むヨーグルト(めちゃくちゃ美味しい)を食べながらヘルシンキ中央駅にたどり着き,窓口でデイチケットなるものを買う.(窓口には日本語で書かれたパンフレットもあるので安心)
これは名前の通り乗り放題乗車券で,国営の電車,地下鉄,トラム(路面電車),バス,一部フェリーなどに乗れる.値段の計算はリュージョン制(市で分かれる)となる.
例えばヘルシンキ市内をひたすら動き回るのであればリュージョン1のデイチケットを購入すればよく,空港のヴァンター市または他の隣接する市まで行きたければリュージョン2のチケットを購入すれば良い.あまり値段は変わらない.
私たちは次の日の空港まで使いたかったのでリュージョン2のチケットを購入した.
チケットにはさらにICカードのタイプとレシートのタイプのものがあり,どちらでもデイチケットとして機能するが,有効期限の計算に違いがある.
ICカードは一番最初に読取機にかざしたときから時刻の計算が始まり,レシートタイプは発行した瞬間から計算される.
ヘルシンキ中央駅
基本的にフィンランドの公共交通機関はチケットを出す必要が無く,ICカードタイプも最初にかざしてしまえば後はカバンに仕舞って仕舞って良い.(現地の人たちは日本のSuicaのようにチャージして使う方法で利用する.または定期券)
極稀に(地下鉄やトラムなど)で駅員がチェックしにくるのでそのときに有効なチケットを持ってないと罰金を食らうので注意.
スオメンリンナ島へ
日が昇っていき,放射冷却か何かで-10℃まで気温が下がる中マーケットスクエアに向かう.ここはフェリー乗り場近くの市場で,観光客も多いので日中は店が多く立ち並ぶ.
あまりにも寒いので店の一つのカフェっぽいところでコーヒーとワッフルを注文してスオメンリンナ島へのフェリーを待つ.
スオメンリンナ島へのフェリーも国営の路線の一つなので先程購入したデイチケットで乗ることができる.人も住むような島なので朝から1時間に3本程度の頻度で運行されている.
ところどころ流氷があるのでぶつかったりバキバキ砕きながら進む.
取ってつけたような看板がお出迎え.本当はここの裏にしっかりしたやつが立っている.
スオメンリンナ島は1700年代に建造が始まった海上要塞で,大きな大砲や軍事施設が残っている.
一時期はロシア領になったり結構な出来事を乗り越え,1991年にユネスコ世界遺産に登録されている.
実際大きな大砲が数多く残っており,実際に触れる位置にある.(海沿いは冬季は危険なのか修復作業中なのか入れなかった)
島の中には軍事博物館もあり,戦車や武器装備の移り変わりなどを見ることができる.
島内を1周した後はフェリー乗り場近くの"Viaporin Deli & Café"でスープを飲んであたたまる.友人が注文した鮭の入ったスープが大変美味しそうだった(美味しかった).
昼頃から雪が降り始めた.
電気屋
フェリーでヘルシンキ中央に戻り,今度は友人が端末が買いたいというのでトラムでVerkkokauppaに向かう.ここはヘルシンキ市内で一番大きな電気屋で,PCパーツまで扱っているのだとここぐらいしか無い. 心臓に悪いデザインのモニュメントの近くにある.
多分一番やすいと思います.
サウナ
朝からヘルシンキ市内(とスオメンリンナ島)を縦横無尽に動いたので日が暮れそうな時間にサウナに向かう.
フィンランドはコーヒー好きでもある上にサウナ大好き王国でもある.ムーミンだけではない.
なので集合住宅やお金持ちの家にはサウナがついている他,公衆サウナなんてものもある.
今回行ったのは"Kulttuurisauna"という2013年にできたばっかりらしいサウナ.日本人の奥さんとサウナの建物のデザインをしたという夫の夫婦で運営されている.
http://www.kulttuurisauna.fi/www.kulttuurisauna.fi
値段は€15でやや高めだが,きれいでおしゃれな施設を楽しめる.基本的に男女でわけられたサウナは全裸で入るが,海に隣接することが示すように,いわゆる水風呂的なポジションで海に入ることができる.
流石にここに入るときには水着着用なので,行くときはタオルと水着を持っていくことをおすすめする.
さすがサウナで裸で語ることを文化とするフィンランド,中にいたマリオとルイージ的な2人組に「ちゃんと頭の先まで入れよ」と言われたのでビクビクしながら入ると意外と冷たくない(熱い体表面で中和されて感じないだけで海水は冷たい)
そして気持ちがいい.
これを何度か繰り返すと非常にハイな気分になりずっと繰り返したくなる気持ちになった.(水分補給はちゃんとしよう)
高温のサウナと氷の張った海への入水は癖になる味でした.
出るときには髪の毛をちゃんと乾かさないと外気で凍ってパキパキになるので注意.
買い物
昼も電気屋で買い物をしたが,今度はお土産用ということで有名なSTOCKMANに行った.
免税申請もできるので高価なお土産はこのデパートで買うと良い.(免税はここで封をされた袋に入れてもらい,発行された書類とともに空港の免税カウンターで処理してもらう.税はクレジットカードに返金される.)
おすすめなのは食器で有名なアラビアのムーミンマグカップ.日本でも輸入品が売られているが,その年の夏と冬に限定のデザインのマグカップが出るので良い記念になると思います.(今ググったら日本で取り扱ってる店が見つかったがそっと閉じた)
あとはフィンランド国内大手の食品メーカーのFazer(ファッツェル)のMarianneというお菓子.ハッカのアメの中にチョコが入っている.正直サルミアッキ買ってくならこっちのほうが1000倍美味しい.あとはGeishaとかのチョコレートも美味しいし安いのでスーツケースの隙間埋めに買ってくと良い.
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次の日
疲れ果て泥のように眠った次の日の朝にはもう出発.
今まではヴァンター空港までシャトルバスで行くしかなかったが,最近電車が通るようになり,よりアクセスが楽になった.
駅がきれい.
空港内ではムーミンに群がる日本人観光客を横目にプライオリティ・パスで入れるラウンジでゆっくりしてました.(入る直前まで自分たちもムーミンショップに群がってた)
ここのラウンジはフィンランドらしさあふれる家具や食器,美味しい食事も取れてよかったです.
次はフランス,フィンエアーに乗って向かいます.
つづく