ヨーロッパ周遊旅行【出発~ドイツ編】
前回に引き続き,出発編です.
- 日本 ←いまここ
- UAE(アブダビ国際空港で乗り継ぎ)
- ドイツ(テーゲル国際空港で乗り継ぎ) ←ここまで
- フィンランド(ヘルシンキで2泊)
- フランス(ホテルで1泊)
- イタリア(ヴェネツィアで3泊)
- UAE(アブダビ国際空港で乗り継ぎ)
- 韓国(仁川国際空港で乗り継ぎ)
- 日本
成田空港
言わずと知れた国際空港.アクセスが面倒くさい.
しかもプライオリティ・パスで入れるラウンジにあまり豪華なものが少ない. 基本的にセキュリティを通過する前と後だと通過後のラウンジのほうが豪華だが,成田空港は手前のラウンジが多い.しょぼいとはいえWi-Fi環境やソフトドリンクやビールが飲めたりするので滞在するのには困らなかった.
セキュリティ通過後にあるラウンジは「KALラウンジ」1箇所のみ.ここは大韓航空のラウンジで,おにぎり,カップラーメン,サンドイッチなどの軽食も利用できる.あまり韓国っぽい感じはしない.
エディハド航空のボーイング787に搭乗.昨年末に導入されたばっかりのかなり最新の機体な上に,オプションマシマシな構成のためかエコノミーのくせに大変快適な座席でした.
各シートにUSBポートがついてたり,機内Wi-Fiどころか携帯電話基地局(国際ローミング)を積んでたりするさすが石油王~と言わんばかりの充実ぶりでした.本当にこのチケット4万円なのか.
ちなみに機内Wi-Fiは2時間12ドル(無期限だと20ドルぐらいだったような.クレカやPaypalで決済する)で利用可能で,下り1Mbps出る高速な回線でした(飛行中に開示された成績を確認するために利用).
(だいぶ風に流されながら飛んだ.)
UAE・アブダビ国際空港
13時間の長時間フライトでフラフラしながら到着.4時間程度で次のフライトなのでラウンジで過ごすことに.
乗り継ぎでも出発ロビーに行くためにはもちろんセキュリティを通過する必要があるが,日本よりだいぶ大雑把なチェックだった(PCをカバンから出さずにそのままカゴに乗せられた.フィルムもそのまま手荷物で通過させた.
そもそもここの空港は,国営であるエディハド航空がほぼ占めており.ほかはメンバーの航空会社が乗り入れているだけの実質エディハド航空専用空港.石油王~
ここのラウンジは2種類あり,今回入ったのは"Al Reem Lounge"と呼ばれる方.もう片方は帰り道のときに寄ることに.
成田空港にあるのより更に豪華になり,シャワーも利用可能(中東っぽい香りがするシャンプー)で,食事も一段とバリエーションが増えていた(立て続けに出る機内食でお腹いっぱいだったので食べれず)
あと片手に鷹を持ちながら歩く絵に描いたような石油王が沢山いた.本当にああいうのがいるのか.
ドイツへはコードシェア便としてエア・ベルリンという航空会社の航空機エアバスA330-200に搭乗.流石にちょっとグレードは落ちた.
ドイツ・テーゲル国際空港
7時間のフライトでやっとドイツに到着.
EU圏内に入るための入国審査を通過する.次のフライトまで間が空いていたのでベルリンまで行こうとしたものの,あいにくの大雨だったため断念.セキュリティ手前に唯一あるラウンジで過ごすことに.Wi-Fiが繋がらん.
なぜかセキュリティ通過時に引っかかって別室行き.そのまま荷物を別の機械に通した後に「OK」と言われたのでもはや何で引っかかったのかすらわからなかった. (持っていったSuper-Takumarがアトムレンズだから放射線に引っかかった?)
次のフィンランド行きの飛行機はエアバスA320-214,エア・ベルリンのLCCである"NIKI"というハエがキャラクターとして描かれている飛行機に搭乗.
今回もほぼ文字だけの記事になりましたが,次回以降は多分写真があると思います.
ヨーロッパ周遊旅行【準備編】
実は2月末に1週間ほど旅行に行っていました.
修士論文を無事提出&受理されたのでいわゆる学生旅行です.
メンバーは研究室のメンバー2人を含めた3人. 事の発端はアメリカ大統領選挙にて.「まっさか~」とか言ってたトランプ氏が優勢になる流れになり,ドル円が円高に振れるタイミングがありました.
そんな中エティハド航空がセールを開始し,ありえん値段で飛行機に乗れるというので勢いでチケットを買ったためです.
旅程
購入したチケットは日本→UAE→ドイツ→フィンランド,イタリア→UAE→韓国のチケット.
これで12万円.ちなみに3人の値段なので一人あたり4万円弱です.一体何で飛行機が飛んでるのかと思いました.
フィンランド→イタリア間と韓国から日本へ帰ってくる路線は含まれてないので個別に購入.ついでにフランスに寄ることになったので個別にチケットを取りました.
結果的には以下のルート&旅程で行くことになりました.
- 日本
- UAE(アブダビ国際空港で乗り継ぎ)
- ドイツ(テーゲル国際空港で乗り継ぎ)
- フィンランド(ヘルシンキで2泊)
- フランス(ホテルで1泊)
- イタリア(ヴェネツィアで3泊)
- UAE(アブダビ国際空港で乗り継ぎ)
- 韓国(仁川国際空港で乗り継ぎ)
- 日本
周遊とは言ってもほとんど空港で乗り継ぎですね.
ヨーロッパちほーは近年治安が悪いと聞くのでとりあえず寝る場所だけは確保した状態でしたが,実際に当日何をするかはほぼ決めず,行き当たりばったり旅行なのが今回のテーマです.
写真とかもたくさん撮影してきたので,記事として幾つか分割したいと思います.今回は旅の準備編です.
準備
カメラ
デジイチとフィルムの2台体制でいくことにしました.
デジイチはいつものα77+DT 16-50mm F2.8 SSMの組み合わせです.とりあえず標準ズームだけ持っていけばなんとかなるだろう精神.
フィルムの方はPENTAX SPのシャッター膜が調整でき,測定上安定してシャッター速度が出せるようになった(調整前はなぜか知らないが1段分速くなってた)ので,Super-Takumar 55mm F1.8とともに持っていくことに
フィルムはKodak Ektar100とフジのVelvia100の2つ.足りなくなったら気合で現地調達すれば良いと判断(実際買った).
ちなみにフィルムにも書いてありますがスーツケースなどの預け荷物にフィルムを入れるのは推奨しません.荷物検査ではX線が用いられるため,フィルムがこれに感光してしまう可能性があるためです.
とくに手荷物検査(ベルトコンベアに荷物を広げて自分もスキャナーに通るアレ)とは異なり,預け荷物ではより強力なX線を用いるらしいので基本的に手荷物で航空機に持ち込むことをおすすめします.
日本だと「ISO1600のフィルムでも影響しません」とわざわざ検査器械に書いてあった.
プライオリティ・パス
カメラの次にこの旅で重要な役割を持つ魔法のカード.
いわゆる空港内の指定のラウンジを利用できるカードです.乗り継ぎが多い旅なので食事をラウンジで取ることで時間と費用を圧縮しようという魂胆です.
よく航空会社のクレジットカードの特典などでラウンジが利用できますが,国内のカードラウンジではせいぜい飲み物とソファ程度しかありません.しかしプライオリティ・パスでは,そこそこ豪華な食事なども取れるような世界中のラウンジが利用できます.
このカード,通常はラウンジを無制限で無料で利用できるプレステージ会員の年会費が$399もします.しかし楽天プレミアムカードに入会すると付帯特典でこのプレステージ会員のカードを入手できてしまいます.楽天ゴールドカードの年会費が1万円で大抵の場合年会費相当のポイントが入会時に付与されるので,実質無料でこのカードを手に入れてしまえるのです.ムムッ!
www.rakuten-card.co.jp (アフィじゃないです)
その他
服
服はとりあえず4日分ぐらいの下着と2日ぐらいの服を持ってくことに.パンツなくなったら現地で買えば&洗濯すればいいだろう作戦で行きました.清潔は保とう.
機内や室内で過ごす時間が大半といえど,上はUAEの19度,下はフィンランドの-6度もあるので,ヒートテック標準装備に上着で調節しやすい格好にしました.
ヘッドホン
出発前日まで全く考えてなかったのですが,つい見た“劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-”で,主人公及びヒロインが身につけていたソニーのヘッドホンが気になりすぎて買ってしまいました.プロダクトプレイスメント(劇中に実際に存在する製品を入れる宣伝手法)の影響ってすごい.
劇中はこのMDR-100ABNでしたが,実際に購入したのは上位のモデルであるMDR-1000Xです.
今までメガネで密閉型のヘッドホンつけてるとつるの圧迫で耳が痛くなってたのですが,これはその不快感を感じないので長時間つけてても痛くないです.
しかもメガネ着けた状態で適切なノイズキャンセリングの特性にしてくれる機能がついていたり,航空機内のノイズをかなり抑えてくれるノイズキャンセリング性能だったりして,前日にポチった割にはかなり満足しました.
本当に機内の「ゴオオオオオ」という音は耳に来るので,これがほぼ消え去るノイズキャンセリングヘッドホンは優秀でした.寝れた.
携帯電話
海外での通信手段は重要ですいつでもツイッターがしたいので,SIMフリーなスマホ(iPhone7)を持ってくことにしました.
海外は日本と比べて無料で接続できるWiFiスポットが多いので(特に空港,観光地),乗り継ぎ時はWiFiで補い行動時には現地のSIMカードを購入することにしました.
自分が国内で使っているauのキャリアでは,一部の国で「海外データ定額」という24時間あたり980円で利用できるサービスが利用できたのでこれを使いました.
しかもau STAR会員であれば1ヶ月に1回,24時間分が無料になるので下手な現地SIMカードを購入するより安い場合があるので十分候補に入ります.
後日書きますがフィンランドはアホみたいに安いSIMカードがあったのでそちらを利用し,イタリアはこの海外データ定額を利用しました.
長い上に需要があるかわかりませんがとりあえず準備編としてまとめました.実際の旅行については次回以降に書きます.
つづく